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松本「りんご音楽祭」10年 来場者7000人に、1日先行販売

信濃毎日新聞(2018年6月1日)

 9月に松本市のアルプス公園で開かれる野外音楽フェス「りんご音楽祭」が今年で10年目を迎える。音楽を通じて松本の魅力を伝え、街を盛り上げようと始まり、昨年は2日間で出演186組、来場者延べ7千人余を数える規模に成長。メジャー歌手が出演する一方、若手ミュージシャンの発掘にも力を入れてきた。実行委員会代表の古川陽介さん(34)=松本市清水=は「初心に戻り、長く続けて松本の街に調和した文化にしていきたい」と話す。1日にチケットの先行販売が始まる。

 山梨県出身の古川さんは信州大在学中の2004年、仲間と民家を改装してライブ・イベントスペース「瓦RECORD(レコード)」を作り、09年に音楽祭を初めて企画。2回目の10年は出演約80組、来場者延べ800人余だったが、徐々に話題を集め、若者を中心に全国から人が訪れるようになった。

 これまでにスチャダラパー(11年)、UAさん(13年)、野宮真貴さん(17年)ら著名歌手が出演。一方、毎年オーディションを開いて出演する若手20組ほどを選出している。今年は県内外15都市でオーディションを開き、約500組が出場権を目指してライブを行っている。

 来場者に街に出てもらおうと前夜祭や後夜祭は松本駅周辺で開催してきた。古川さんは「松本の夜は風情があり、いい飲み屋さんも多い。夜は街で遊んでほしい」と言う。

 今年は9月22、23日に開き、150組余が出演予定。チケットの先行販売第1弾(2日間通し券1万500円)は6月1日午後6時からローソンチケットで。料金は異なるが6、13、20日からも先行販売がある。15歳以下、60歳以上は入場無料。

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