伊那谷や木曽地方で観光産業などに関わる約50の企業・個人でつくる「南信州アウトドア協議会」が今月、駒ケ根市の駒ケ根高原でレンタサイクルを始めた。観光客らに一帯を周遊し、長く滞在してもらう狙い。協議会に加わる駒ケ根観光協会は「高原の爽やかな風を感じて」と呼び掛けている。
2カ所で貸し出し、観光協会ではタイヤが小さいタイプ5台、「アウトドアショップK」ではタイヤの太いスポーツタイプを5台用意。電動アシスト付き自転車を追加し、コースマップも作る予定だ。
今後、自転車に衛星利用測位システム(GPS)を取り付け、走ったコースのデータを取り、周辺の観光地整備に生かす。駒ケ根の市街地で返却が可能か検討する。
協議会代表の木下啓さん(57)は「自転車で巡る人が増えて地域に経済効果が出ればうれしい」としている。貸し出しは午前9時〜午後5時。1日4000円、3時間2000円。予約はできない。