「現代日本画の最高峰 院展」の開幕を控え、作品の配置を最終確認する日本美術院の同人作家=6月7日、福井県福井市の県立美術館

「現代日本画の最高峰 院展」の開幕を控え、作品の配置を最終確認する日本美術院の同人作家=6月7日、福井県福井市の県立美術館

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革新挑む日本画一堂 院展8日開幕、福井県立美術館

福井新聞(2018年6月8日)

 日本画壇を100年以上にわたってけん引してきた美術研究団体、日本美術院の同人から新鋭作家までの作品を紹介する福井県立美術館主催の開館40周年特別企画「現代日本画の最高峰 院展」(福井新聞社共催)が6月8日、福井市の同館で開幕。伝統を受け継ぎつつ、革新に挑んだ大画面の作品が堪能できる。

 日本美術院は1898年、福井藩士を父に持つ岡倉天心らが設立。一時活動を休止したが、天心の遺志を継いだ横山大観らが1914年に再興。以後、再興院展の名で毎年秋に作品を公募している。第102回展の作品の中から、同美術院の正会員である同人や北陸ゆかりの作家らの91点が一堂にそろう。

 今年は、大観生誕150年にあたり、同館所蔵の書簡や作品も展示する。8日午前11時から正午まで、同人の清水由朗、村岡貴美男両氏によるギャラリートークがある。

 会期は24日まで。一般900円(団体720円)、高校生以下無料。障害者手帳を持つ人と介護者1人は半額。問い合わせは、県立美術館=電話0776(25)0452。

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