復旧工事がほぼ終了した表参道登山道の入り口=7日、弥彦村

復旧工事がほぼ終了した表参道登山道の入り口=7日、弥彦村

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弥彦山・表参道登山道復旧工事終了 16日山開きイベント

新潟日報(2018年6月8日)

 大雪による倒木などのため、昨年末から進入禁止の看板が立てられていた弥彦山(弥彦村)のメーン登山道である「表参道登山道」の復旧工事がほぼ終了した。16日には、4月に中止した山開きイベントが開かれる。弥彦山では1月に下山中の女性が、倒木がきっかけで死亡する事故も発生しており、村は「安全な登山を楽しんでほしい」と呼び掛けている。

 村によると、表参道登山道では昨年12月上旬の大雪の後、複数箇所での倒木と、3~6合目にかけて登山道の崩壊が確認された。

 これを受け、村と山の実質的な所有者である弥彦神社が協議し、表参道を進入禁止とし、看板などで注意を促していた。ただ、表参道を使う登山者は後を絶たなかったという。

 復旧工事は雪解け後に全体の被害状況を確認し、5月下旬から始まった。費用は約530万円。工事を請け負った村内の業者によると、1合目から8合目までで木が倒れたり、登山道の土がえぐれていたりする場所がいくつもあった。重機を使って倒木を道の脇に移動したり、登山道を山手の方に拡幅したりした。

 村によると、進入禁止としてきた期間中も、表参道から登る登山者が見受けられたという。村観光商工課は「モラルを守って楽しい登山をしてほしい」と呼び掛けている。

 16日の山開きイベントは、弥彦神社拝殿前で行われる。関係者が出席し、神事や登山道入り口でのテープカットを行う。

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