福井県あわら、坂井両市にまたがる坂井北部丘陵地でマルセイユメロンの出荷が始まり、あわら市牛山のJA花咲ふくい園芸振興課会議室で6日、目ぞろえ会が開かれた。今年は2月の大雪の影響が心配されたが、平年より大玉の傾向で甘さも十分という。
マルセイユメロンは同JAが「花咲紅姫」のブランド名で県内を中心に出荷している。赤肉で糖度が高く、完熟で収穫するため、すぐに食べごろを迎えるのが特徴。同丘陵地では現在、農家74戸が4・8ヘクタールで栽培している。
目ぞろえ会には農家約60人が参加。同JAの職員から糖度や大きさといった出荷の基準や市場情勢の説明を受けた後、見本を見て、規格を確認した。同JA園芸組織協議会メロン専門部会の長田耕治部会長は「今年は甘みが強く、おいしく食べられる」と話していた。
同JAによると出荷は6月いっぱい続き、1万4400箱(1箱約5キロ)を県内外へ出荷する。