黄色の皮に真っ赤な果肉が詰まった「金福すいか」と緑色の皮に黄色の果肉の「銀福すいか」の収穫が福井県福井市内で始まった。"金と銀"の福井オリジナルのスイカは今年も甘みたっぷりに育っている。
金福、銀福は福井市園芸センターが開発した。どちらも薄皮で重さが約2キロの小玉。金福はあっさりとした甘みが特徴で、銀福は金福よりやや甘みが強くほのかな酸味がある。市内28軒の農家が栽培している。
6月8日は、同市白方町のJA施設で目ぞろえ会があり、農家がスイカを持ち寄った。同センターによると、糖度、大きさとも上々。今年は金福、銀福合わせて1万個を出荷する予定で、セットの販売も行う。
白方町のハウスで金福、銀福を栽培している尾崎充弘さん(40)は「今年で栽培2年目。昨年よりも立派に育っていて、うまく作れたと思う」と笑顔で話していた。