南箕輪村田畑の田畑神社近くを流れる半沢で、ホタルが舞い始めた。周辺では12日夜、住民有志約50人でつくる「田畑半沢を愛する会」主催の「ほたる祭り」が開幕。半沢へ向かう村道には手作りのあんどん47個が並び、訪れた人を迎えている。
例年より10日ほど早く舞い始めたため、祭り開始を当初より4日早めた。12日夜は多数のホタルが舞い、訪れた人からは「きれい」と声が上がった。伊那市の会社員女性(34)は三脚を使ってカメラを構え「こんなに飛んでいるとは思わずびっくり。ホタルの写真は初めてなので要練習という感じです」と話した。
同会は1993年に結成。ホタルの幼虫の餌になるカワニナを放流し、半沢周辺の環境を整備してきた。会長の加藤忠秋さん(78)は「今までで一番飛んでいる」と縦横無尽に飛び交うホタルに見入っていた。
祭りは23日まで。午後7時半〜9時半に半沢脇の村道約200メートルが通行止めとなる。