佐久市観光協会がPRする地元産プルーン(クラウドファンディングサイトより)

佐久市観光協会がPRする地元産プルーン(クラウドファンディングサイトより)

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「生プルーン」魅力PR 佐久市観光協会が活動強化

信濃毎日新聞(2018年6月15日)

 佐久市観光協会は、市特産のプルーンの魅力をアピールする取り組みを強化する。首都圏などでは乾燥させて食べることも多いプルーンだが、地元で多く食べられる「生プルーン」の良さをさらにPRして市外からの誘客増を図り、県外での販路開拓にもつなげる。こうした活動の費用に充て、プルーンの魅力を全国に発信するため、初めてインターネットを通じて資金調達するクラウドファンディング(CF)を活用している。

 県内のプルーン生産量は全国トップで、佐久市は県内有数の産地。同市臼田地区は主力品種「サンプルーン」の発祥の地とされるほか、市内では近年、県果樹試験場(須坂市)が開発した大粒の新品種「オータムキュート」の栽培も盛んになってきている。

 一方、首都圏などでは「乾燥させて食べる果物と思われがち」(市観光協会)との課題もあるという。CFで募った資金は、同市臼田地区で9月に開き、「生プルーン」の食べ放題もあるウオーキングイベント「佐久ぴんころウォーク」の運営費に充てる。首都圏などから多くの人に参加してもらい、みずみずしい生プルーンの魅力を知ってもらう計画だ。

 同協会は、佐久市は周辺自治体などに比べ「観光資源が少ないことが課題」とし、プルーン産地としての存在感を高め誘客増を図りたい―としている。資金は8月15日まで、CFサイト「Show Boat(ショー・ボート)」で30万円を目標に募集。5千円の出資で「サンプルーン1箱(1・6キロ程度)」、1万円で「オータムキュート1箱(900グラム)」など、金額に応じた返礼品を用意している。問い合わせは同協会事務局の市観光課(電話0267・62・3285)へ。

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