作品解説で作家の心の内に思いを巡らせる来場者=金沢市の石川県立美術館

作品解説で作家の心の内に思いを巡らせる来場者=金沢市の石川県立美術館

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胸に刻む至高の美 日展金沢展、17日まで

北國新聞(2018年6月16日)

 金沢市の石川県立美術館で開かれている改組新第4回日展金沢展(北國新聞社、日展、日展石川会主催)は会期終盤の15日、日本画と洋画の作品解説が行われた。17日の会期最終日を前に、大勢の美術愛好者らが重鎮から若手までの作家が生み出した至高の美を胸に刻んだ。
 日本画の作品解説では、日展会員の瀧川眞人さんと同特別会員の中村徹さんが技法などを紹介した。瀧川さんは「制作では主役を決め、絵にとって不要な部分は思い切って描かないことも必要」と説明し、中村さんは自作の前で「絵の具が生乾きの時にラップやティッシュを当てて質感を変化させた」と話した。
 洋画では、日展会友の青木良識(よしのり)さんが解説した。

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