飯豊連峰の頼母木小屋に物資を運ぶヘリ=15日

飯豊連峰の頼母木小屋に物資を運ぶヘリ=15日

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夏の飯豊へ空から準備 小屋に荷上げ 胎内

新潟日報(2018年6月18日)

 夏山に登山客を迎えようと、新潟県と山形、福島の3県にまたがる飯豊連峰の山小屋に15日、ヘリコプターで食料や資材などが荷上げされた。緑が濃くなってきた山並みの上をヘリが悠々と飛び、物資を受け取った管理人らが準備を進めた。

 ヘリは胎内市下荒沢から飛び立ち、胎内市側にある頼母木(たもぎ)、門内(もんない)の山小屋には計約1・6トンの荷物を運んだ。管理する「飯豊・胎内の会」メンバーや市職員は、積まれた段ボールを管理棟などに運び入れた。

 飯豊連峰は高山植物が豊富。頼母木山(1730メートル)周辺ではハクサンイチゲが咲き、ウグイスの鳴き声が響いた。今後はイイデリンドウやヒメサユリが見頃を迎えるという。同会会長の亀山東剛さん(75)=胎内市=は「登山者を温かく迎えるので、管理人から情報を得て安全に楽しんでもらいたい」と話した。

 胎内市側からの山開きは6月30日。

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