7月6、7日に能登町宇出津で行われる県無形民俗文化財「あばれ祭(まつり)」に向け、町内2カ所で、昨年のあばれ祭で壊れた神輿(みこし)2基の修復作業が進められ、酒樽(さかたる)神社の神輿は完成した。
あばれ祭では、酒樽神社、白山(はくさん)神社の神輿が大小約40基のキリコに先導され、町内を練る。神輿は海や川、火の中に投げ込まれる。
同町宇出津の小又工務店では、大工の小又秀夫さん(74)と浜上芳人さん(63)が4月初旬から酒樽神社の神輿の修復に取り組み、今月中旬に完成させた。大きく損傷した神輿を土台と骨組みだけの状態にして、欄干や鳥居などの部品を作り直し、組み立てた。
白山神社の神輿は、大工舩本憲一さん(72)=宇出津=が自宅の作業場で修復を進めている。