繁華街に続々と集まり、日本の勝利を喜び合う市民=19日午後11時13分、金沢市の片町スクランブル交差点

繁華街に続々と集まり、日本の勝利を喜び合う市民=19日午後11時13分、金沢市の片町スクランブル交差点

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県内も熱狂 サッカーW杯の日本勝利祝う

北國新聞(2018年6月20日)

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本代表がコロンビアと対戦した19日、石川県内各地でパブリックビューイング(PV)が行われ、サポーターが日本の勝利に歓喜した。本田圭佑選手(星稜高OB、パチューカ)のアシストから決勝点が入り、難敵を撃破。深夜、金沢市の片町スクランブル交差点に続々と集まった市民は「ニッポンコール」を繰り返した。
 金沢市片町2丁目のスポーツバー「ハイドアウェイ」では午後8時ごろから、仕事を終えた会社員ら大勢のサポーターが駆け付けた。試合開始前から「ニッポンコール」で盛り上がった。
 サポーターは食い入るようにテレビ画面に見入り、試合経過に一喜一憂。香川選手がゴールを決めると、サポーターが総立ちで絶叫した。後半に本田選手が出場すると「行けー本田」との掛け声が飛んだ。
 勝ち越し点を死守し、試合終了のホイッスルが鳴ると、会場は大歓声に包まれた。鉢巻きをして応援した会社員小林光樹さん(25)=金沢市=は「まさか勝てるとは思わなかった。このまま快進撃を続けてほしい」と満面の笑み。同僚7人で駆け付けた会社員佐伯裕輔さん(31)=同=は「必ず決勝トーナメントに進んでくれるはず。本田選手のゴールが見たい」と期待を込めた。
 決勝点をアシストした本田選手の活躍に、現地で見届けた星稜高サッカー部の河﨑護監督や金沢でテレビ観戦した元チームメートも喜んだ。
 河﨑監督は「プレー時間は短かったが、しっかり勝利に貢献するところはさすが。持ってる男」と称賛した。教え子の晴れ姿を目に焼き付けた恩師は「本田が途中出場し、流れが変わった。(アシストは)いいイメージを持って蹴ったと思う」と話した。
 星稜高で2年先輩だった金田隼輔さん(34)は「結果を残すのは圭佑らしい。ベンチスタートも受け入れ、しっかり出場の準備をしていた結果」と言い、「満足していないはず。予選突破に貢献してほしい」とエールを送った。

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