金福すいか(左)と銀福すいかを使ったジェラートと、開発した森國さん=6月18日、福井市河増町の「喜ね舎愛菜館」

金福すいか(左)と銀福すいかを使ったジェラートと、開発した森國さん=6月18日、福井市河増町の「喜ね舎愛菜館」

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金銀すいかでシャーベット 日本一のジェラート職人が加工

福井新聞(2018年6月20日)

 福井市が特産化を進める「金福すいか」「銀福すいか」が、日本一のジェラート職人の手を借りてシャーベットになった。金福の赤と銀福の薄い黄色がしま模様となったかわいらしい雰囲気で、両方の味わいが楽しめるぜいたくな逸品。同市のハピリンなどで19日から7月末まで限定販売する。

 金福、銀福はどちらも薄皮で重さが約2キロの小玉。金福はあっさりとした甘みが特徴で、銀福は金福よりやや甘みが強くほのかな酸味がある。ともに市園芸センターが開発し、ペア販売に力を入れている。

 少し傷ついたり、多少空洞があったりと出荷できないものを有効活用し、農家の所得向上を図ろうと同センターが企画。上庄里芋など農産物を使ったジェラート作りの経験があり、今年のジェラート日本選手権で優勝した森國晶子さん(38)=同市=に依頼した。森國さんは県内でジェラート店を展開している。

 シャーベットの赤い部分はしゃりっと爽快な舌触り。薄い黄色の部分は対照的に滑らかに仕上げ、さっぱりとした後味が癖になるという。スイカの風味がしっかり生きていて、爽やかな夏の味わい。ハピリン1階と同市河増町の農産物直売所「喜(き)ね舎(や)愛菜館」のジェラート店で、シングル350円で販売する。

 同センターの担当者によると、金福、銀福を使った加工品は初めて。「ネットのペア販売だと数千円するところ、安く2種類のスイカが味わえてお得」と一押し。「シャーベットをきっかけに金福、銀福の売り上げ増にもつながれば」と期待を寄せる。

 19~25日は、ハピリン2階の市観光物産館「福福館」で金福、銀福を販売。同館の郷土料理バイキングでもカットした金福、銀福を食べることができる。23、24日は試食もできる。

 問い合わせは同センター=電話0776(83)0265。

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