29日から県飯田創造館で個展を開く和全さん。「宙」と題したプロジェクションマッピング作品も展示する

29日から県飯田創造館で個展を開く和全さん。「宙」と題したプロジェクションマッピング作品も展示する

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イラストと融合「書を身近に」 女性書家、故郷の飯田で個展開催へ

信濃毎日新聞(2018年6月23日)

 飯田市出身の書道家でイラストレーターの和全(わぜん)(本名・土屋和泉(いずみ))さん(32)=東京=が、29日から7月3日まで県飯田創造館(飯田市)で個展を開く。和全さんが考案した書とイラストを融合した「イラスト書道」を展示。イラスト書道の「プロジェクションマッピング」作品も新たに披露する。和全さんは「敷居が高いイメージがある書を気軽に見てほしい」と話す。

 8歳の頃に書道を始め、進学した新潟大(新潟市)でも書道教員の養成課程で学んだ。卒業後に入社した都内の出版社ではイラストレーターとして仕事することもあり、デッサン教室に通うなどイラストの勉強にも力を入れた。2015年、米ニューヨークの展覧会に書道作品を出す際、イラストと書道を組み合わせたら面白いのではないか―と思いついたという。

 今回の個展では、「龍」と「虎」という文字とともに、兄と弟が向かい合う様子を描いたイラスト書道作品など約50点を並べる。飯田市の映像演出家斎藤秀一さん(35)と共にイラスト書道のプロジェクションマッピングにも挑戦。墨で書かれた文字「宙」の裏からさまざまな漢字がまるで星のように流れては消え、宇宙飛行士のイラストなども登場する。

 「イラスト書道を気に入った人が『書だけの作品も見たい』と言ってくれることも多い」と和全さん。「個展を機に、書が好きな人を増やしたい」と意気込む。

 午前9時〜午後5時(最終日は午後2時)。無料。7月1日には和全さんのパフォーマンス書道やトークショーが行われる。

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