昨年収穫したヤマブドウで造った赤ワイン「山紫」を手にする村田さん

昨年収穫したヤマブドウで造った赤ワイン「山紫」を手にする村田さん

長野県 伊那路

ヤマブドウ赤ワイン「こくと上品な渋味」 伊那市と信大共同研究

信濃毎日新聞(2018年6月23日)

 伊那市が信州大農学部(南箕輪村)と共同研究したヤマブドウで造った赤ワイン「山紫(やまむらさき)」が23日、発売される。今年はブドウの糖度が21度弱と例年に比べて高く、こくがある味わいになった。

 2014年に販売が始まって5年目。市内4軒の農家が昨秋収穫した約710キロを使い、同市美篶の伊那ワイン工房が醸造した。22日に市役所で概要を説明した醸造責任者の村田純さん(57)は、ヤマブドウ特有の酸味に加えて「上品な渋味もある」と今年の出来栄えに胸を張った。

 1本720ミリリットルで2500円(税込み)。市内の酒販店などで450本販売する。問い合わせは長野県酒類販売伊那支店(電話0265・72・2138)へ。

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