作品を鑑賞しながら鬼頭学芸員(左から2人目)と対談する中井さん(左)=県水墨美術館

作品を鑑賞しながら鬼頭学芸員(左から2人目)と対談する中井さん(左)=県水墨美術館

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中井りかさんが鑑賞トーク 県水墨美術館「恋する日本画」

北日本新聞(2018年6月24日)

 県水墨美術館で開催中の名都美術館名品展「恋する日本画」に合わせ、同展のナビゲーターを務める女性アイドルグループ、NGT48の中井りかさん(県出身)と名都美術館の鬼頭美奈子学芸員が23日、会場で「恋するギャラリートーク」と題し対談した。

 中学時代は美術部に在籍していたという中井さんが展示作品の中からお気に入りの5点を選び、鬼頭学芸員が見どころを解説した。読書のためにランプの明るさを調整する女性を描いた鏑(かぶら)木(き)清(きよ)方(かた)「洋燈(らんぷ)」では、鬼頭学芸員が「女性の髪形も当時の流行だった」と説明。中井さんは「指輪も描かれ、おしゃれな生活をしている。現代でいうインスタグラマーですね」と話した。

 伊東深水「湯気」は湯けむり越しに描かれた女性の匂い立つ色香が印象的で、中井さんは「湯気がちゃんと漂っている。500ぐらい『いいね』がつきそう」と笑いを誘った。

 同展は、近現代の優れた日本画コレクションで知られる名都美術館(愛知県長久手市)の収蔵品から50点余りを紹介している。7月8日まで。県水墨美術館と富山テレビ放送でつくる実行委員会、県主催。北日本新聞社共催。

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