JA福井県経済連が県産六条大麦を使って商品化した紙パックの麦茶=6月25日、福井県福井市の県農業会館

JA福井県経済連が県産六条大麦を使って商品化した紙パックの麦茶=6月25日、福井県福井市の県農業会館

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福井県産六条大麦100%の麦茶 紙パックでJA県経済連

福井新聞(2018年6月26日)

 今秋の福井しあわせ元気国体・福井しあわせ元気大会(全国障害者スポーツ大会=障スポ)に向け、JA福井県経済連は、県産六条大麦を100%使った紙パック麦茶を商品化した。パッケージには六条大麦収穫量が日本一であることを記しPR。県内小売店で販売するほか、全国から訪れた大会関係者の弁当用お茶として提供する。

 県経済連職員に出場予定選手がおり、大会の盛り上げや県産農産物のPRに貢献できないかと新商品の開発を模索。国体・障スポの開・閉会式会場はセキュリティーの問題でペットボトルが持ち込めないため、関係者の弁当用の紙パック飲料を探していた県の意向と合致し商品化に取り組んだ。

 焙煎(ばいせん)した県産大麦を粉砕せず丸粒のまま使用し「雑味がなく飲みやすいクリアな味わいに仕上げた」(県経済連)。パッケージには国体・障スポのマスコット「はぴりゅう」などをあしらった。

 250ミリリットル入り。希望小売価格は税込み100円。Aコープやしろ店(福井市)などで販売している。今後、県内のAコープや量販店に販路を広げたい考え。担当者は「県産麦茶を通じて大会の機運を高めていきたい」と話している。国体会場での販売も検討する。

 県経済連によると、2017年産の県内の六条大麦収穫量は1万4200トンで、全国最多の27%を占める。県産麦茶は、JA花咲ふくいとJAテラル越前などがペットボトルで販売している。

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