白山市蝶屋小4年生は25日、同市美川和波町の安(やす)産(まる)川親水公園で、県の希少野生動植物種に指定されている淡水魚「トミヨ」など、地域に生息する生き物を観察し、豊かな自然環境を守る意識を育んだ。
観察は総合的な学習の一環で行われ、地元の「美川自然人クラブ」の藤木克彦理事長と板倉朋文事務局長が講師を務めた。この日は1組の25人が網を手に川へ入り、トミヨやザリガニ、モクズガニ、ドンコなど8種の生き物を捕まえた。「はりんこ」とも呼ばれるトミヨは26匹見つかった。
魚たちを水槽に移すと、板倉事務局長がそれぞれの生態を説明し、清流を保つ重要性を伝えた。授業の最後には川のごみを拾った。
大谷舞桜(まお)さん(9)は「川には生き物がたくさんいて、はりんこは背中に針があったからすぐに分かった」と声を弾ませた。26日は2組の27人が参加する。