26日に市立水族博物館「うみがたり」をオープンした新潟県上越市と、茶臼山動物園を運営する長野市は同日、連携PR活動協定を締結した。両施設でお互いの優待券を扱ったり、飼育する生き物を来場者に紹介し合ったりして誘客効果を高めていく。
協定は動物園はあるが水族館のない長野市と、水族館はあるが動物園のない上越市が、互いの強みを生かす狙い。この日は開館直後のうみがたりで締結式を開き、長野市の加藤久雄市長と上越市の村山秀幸市長が協定書に署名した。
村山市長は「(両市民が)お互いにないものを求め合い、あるものを分け合うという観光の基本に、この協定の中で取り組んでいきたい」とあいさつ。締結式前にうみがたりを見学した加藤市長は「すごい施設ができた。さまざまな観光客にもご案内したい」と述べた。
協定に基づく取り組みの第1弾として、うみがたりでは7月初めごろから、来館者に茶臼山動物園の優待券を配布する。