刀や扇子など、さまざまな小道具をそろえる富山市まちなか観光案内所

刀や扇子など、さまざまな小道具をそろえる富山市まちなか観光案内所

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武者体験人気 SNSで拡散 富山市まちなか観光案内所利用1万人

北日本新聞(2018年6月27日)

 富山城址公園にある富山市まちなか観光案内所(同市本丸)の来訪者が、オープンから3カ月で1万人を超えた。戦国時代の武将気分を味わえるプログラムが国内外の観光客から人気を集めている。担当者は「富山に面白いスポットがあるともっと幅広い人に知ってほしい」と話す。 

 まちなか観光案内所は3月21日に開所した。かぶとや陣羽織を羽織る「簡易甲冑(かっちゅう)」、重さ約20キロの本格的な甲冑を着て馬に乗る「乗馬武者」など五つの体験プログラムを用意している。

 案内所の太田直主任によると、6月第4週までに体験プログラムを利用した人は2048人。土日限定の馬に餌をあげる体験が一番の人気で、100円と安価なこともあり1400人が利用した。

 体験を申し込んだ観光客の約1割が外国人で、米国や英国を中心に東南アジアなどさまざまな国から訪れている。太田主任は会員制交流サイト(SNS)の口コミを通して認知度が高まっているとし、「他にはない非日常を味わえるため満足度が高い」とみる。英語や中国語など4カ国語に対応した市観光協会のホームページのアクセス数も4月~6月下旬で28万7千と昨年同時期の2倍になった。

 今後は、市中心部への観光客の回遊性を高めることを目指す。滞在時間を増やしてもらおうと、体験者には市郷土博物館など6施設で使える割引券を配布。太田主任は「旅行会社や周辺施設と連携し、市全体のにぎわいに貢献したい」と話している。

 乗馬と本格甲冑の体験は事前予約が必要。ホームページ(http://www.toyamashi-kankoukyoukai.jp/)から予約できる。問い合わせは同案内所、電話076(439)0800。

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