「第13回花筐薪能」のチラシ

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継体天皇の恋、一流演者が舞 越前市で8月「薪能」

福井新聞(2018年6月29日)

 世阿弥の作とされる能「花筐(はながたみ)」にちなんだ第13回花筐薪能(福井新聞社共催)が8月5日、越前市粟田部町の花筐(かきょう)公園で開かれる。人間国宝の野村万作さん、俳優としても活躍中の野村萬斎さん親子ら一流の能楽師が、かがり火に照らされた野外ステージで躍動する。今回はイベントタイトルになっている「花筐(はながたみ)」が上演され、国重要無形文化財総合認定保持者の大坪喜美雄さんが情緒あふれる舞を披露する。

 能「花筐」が同町ゆかりの継体天皇、照日の前の恋物語を題材にしていることにちなみ、1989年に始まった。途中中断もあったが、近年は地元の各種団体でつくる実行委員会が隔年で開いている。

 花筐以外の主な演目は、野村万作さんの狂言「萩大名」、佐野由於さんによる舞囃子「紅葉狩(もみじがり)」、野村萬斎さんが山伏を演じる狂言「蝸牛(かぎゅう)」。佐野さんも大坪さんと同じく宝生流シテ方で同文化財総合認定保持者。

 花筐は、帝(みかど)への恋心を募らせる主役「照日の前」の気品ある所作、舞が見どころ。開演後に萬斎さんが狂言の魅力や楽しみ方を解説する。

 実行委の福田往世委員長は「花筐地区の豊かな自然を感じながら、かがり火の中で能楽を楽しめるのはここだけ。薪能の厳かな雰囲気をぜひ楽しんでほしい」と来場を呼び掛けている。

 午後3時開場、同5時開演。チケットはS席5500円(指定席)、A席4000円(自由席)。福井新聞社読者センターほか、県内の主要プレイガイドで販売している。問い合わせは花筐(かきょう)公民館内の実行委=電話0778(42)0361。

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