開幕に向けて準備が進む「ミズベリング信濃川やすらぎ堤2018」の会場=28日、新潟市中央区

開幕に向けて準備が進む「ミズベリング信濃川やすらぎ堤2018」の会場=28日、新潟市中央区

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やすらぎ堤「ミズベリング」7月1日開幕 新潟・中央区

新潟日報(2018年6月29日)

 新潟市中央区の信濃川河川敷を活用したにぎわい創出プロジェクト「ミズベリング信濃川やすらぎ堤2018」が、7月1日に開幕する。3年目となることしは11店が出店予定。日本酒やラーメン、地元食材なども提供し、幅広い世代が多彩に楽しめる空間を目指す。

 ミズベリングは国の規制緩和を機に、市などが主体となって2016年度から始めた。今回も前回に続きアウトドア用品メーカー「スノーピーク」(三条市)が管理運営を担う。やすらぎ堤の萬代橋-八千代橋間を会場に10月14日まで、右岸(万代側)に飲食店が並ぶ「アウトドアラウンジ」、左岸(古町側)に健康づくりのイベントなどを行う「ヘルスゾーン」を設ける。

 出店数は前回より3店少ないが、スノーピークの担当者は「業種を調整し、利用しやすいよう細かいゾーン分けに取り組んだ」という。子ども向け料理もあるファミリー用、ビアガーデン用などと、飲食の区域を設け、楽しみ方を選べるようにした。

 昨年開催した際に「新潟らしさが足りない」という指摘を受けたことから、ことしは日本酒を提供。「朝日酒造」(長岡市)が初参加し、期間限定でバーを設ける。ラーメンの「酒麺亭潤」(燕市)も海鮮を取り入れたメニューで出店。黒埼茶豆なども販売される。

 新潟市は会場に公衆無線LANを設置。SNS(会員制交流サイト)などによる口コミの発信を狙う。ミズベリングの利用者数(7~9月)は16年が3万人、17年は3万4千人と増加しており、さらなる定着が期待される。市まちづくり推進課は「新潟開港150周年も前にして水辺が注目される中、やすらぎ堤の環境を楽しんでほしい」と呼び掛けている。

 営業時間などは各店で異なり、詳細は「ミズベリング信濃川やすらぎ堤」のホームページで公開中。7月1日にオープニングセレモニーが行われ、一部店舗は前日から営業を始める。

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