見頃を迎えたクロユリ=白山・室堂

見頃を迎えたクロユリ=白山・室堂

石川県 花・紅葉

進む雪解け、クロユリ見頃 白山、あす夏山開き

北國新聞(2018年6月30日)

 白山国立公園は7月1日、夏山開きを迎える。雪解けが例年よりやや早く進んでおり、29日は雨風に見舞われる悪天候の中、登山者が室堂(2450メートル)周辺で見頃となったクロユリの彩りや、雪渓の表面が解けて残雪がアーチ状になった登山道の光景などを楽しんだ。
 主要登山道である砂防新道の十二曲がりでは、ミヤマキンポウゲが咲き誇り、色鮮やかな黄色の花々が強風と雨の中を進む登山者を元気づけた。石川県自然解説員の宮下由美子さん(51)=加賀市動橋町=によると、室堂周辺のクロユリは例年と比べ10日程度、十二曲がりのミヤマキンポウゲは1週間程度開花が早い。
 宿泊施設のある白山室堂ビジターセンター周辺は朝からガスが立ち込め、断続的に雨が降った。センターを運営する白山観光協会によると、29日の宿泊者は3人のみで、日帰りで訪れた登山者も数人と少なかった。30日は102組301人の宿泊予約が入っている。

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