粟島-新潟航路の就航を祝う関係者ら=29日、新潟市中央区の朱鷺メッセ前

粟島-新潟航路の就航を祝う関係者ら=29日、新潟市中央区の朱鷺メッセ前

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粟島-新潟航路44年ぶり復活 社会実験始まる

新潟日報(2018年7月2日)

 粟島浦村と新潟市中央区を結ぶ航路(約61キロ)が29日、社会実験として44年ぶりに復活した。新潟側の発着所である朱鷺メッセ前に関係者が集まり、運航を祝福した。

 式典は粟島を出た初便が到着する前に行われ、関係者約30人が出席した。粟島浦村の本保建男村長は「新潟市や県内、首都圏から粟島を訪れ、粟島の魅力である村民の人情に触れてほしい」とあいさつ。

 新潟市の篠田昭市長は「新潟と粟島の絆を深め、新潟港から粟島に向かう人が増えてくれれば」と期待を述べた。

 アイドルグループのNegicco(ねぎっこ)もお祝いに駆け付け、粟島に向かう観光客を見送った。乗客は、粟島浦村のマスコットキャラクター「タイボーくん」とハイタッチして、高速船に乗り込んだ。

 初めて粟島に行く長岡市のパート女性(66)は「雄大な自然や新鮮な魚料理を楽しみたい」とわくわくした表情だった。

 粟島-新潟航路の社会実験は1日1往復で、7月20日までの平日15日間に行われる。

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