力を合わせて大綱を作る打ち手たち=妙高市栄町

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「あらいまつり」へ 額に汗し大綱打ち 妙高

新潟日報(2018年7月2日)

 8月に妙高市で開かれる「あらいまつり」を前に、まつりのメインイベント「大綱かつぎ」で使われる大綱の綱打ち式が同市栄町で行われた。約110人の市民が法被姿で額に汗しながら協力し、丈夫な綱を完成させた。

 大綱かつぎは、若衆が大綱を担いで街を練り歩くまつりのハイライトで、使用する大綱は5年ごとに新調している。10代目となる今回は長さ80メートル、直径30センチ、重量1トンと圧巻の大きさになった。

 綱打ち式は6月24日に行われ、打ち手のリーダーの指示で、細い縄をよじって大きな縄を3本作り、その3本を心棒代わりの太い縄に木づちでたたきつけながら巻き付けた。全員で「ソーレ、ソーレ」などと声を上げながら、約3時間かけて1本の大縄に仕上げた。

 30年近く指導役を務める相浦さんは「今年はできがよい。美しい綱だ」と満足そう。初めて参加した妙高市の会社員男性(31)は「綱が大きく、よじるだけで手が痛くなった。みんなで楽しみ、盛り上がる祭りにしたい」と笑顔を見せた。

 あらいまつりは8月3日が前日祭、4日に「大綱かつぎ」のある本祭りが開かれる。

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