オープンが迫る市立歴史博物館の館内。上越の通史を学ぶことができる=上越市本城町

オープンが迫る市立歴史博物館の館内。上越の通史を学ぶことができる=上越市本城町

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城の変遷最新技術で 歴史博物館7月21日開館 上越

新潟日報(2018年7月2日)

 中世以降の上越の歴史を紹介する上越市立歴史博物館が7月21日、同市本城町にオープンする。市立総合博物館を約5億3千万円かけて大規模改修した。地図や絵画、上越ゆかりの武将の品といった資料とともに、プロジェクションマッピングなど最新技術も導入し、地域の歴史を総合的に学ぶことができる。

 歴史博物館は一部3階建て、延べ床面積は約2570平方メートル。施設を共有していた小林古径記念美術館を古径邸敷地内に移設。1階を増床し、以前より約110平方メートル広くなった。

 1階ラウンジの床面には市全域の航空写真が貼られ、スマートフォンでQRコードを読み込むと名所旧跡などの情報が分かる。

 2階展示フロアは、上杉景勝が作成させた「越後国頸城郡絵図」(米沢市立上杉博物館蔵)のほぼ原寸大の複製が出迎える形。中世から近現代までの歴史を5章に分けて展示している。

 第1章は、直江津にあった越後国府が春日山城、福島城、高田城へと移る様子をプロジェクションマッピングで紹介する。第2章では17世紀の街並みを、550分の1の高田城の模型などで表現。第3章には城下町の絵図をスクリーンで見られるタッチパネル式のビューワーも設置した。「雪国のくらしと民俗」では、高田の雁木(がんぎ)を再現し、瞽女(ごぜ)の絵画などを飾る。

 開館記念として、高田藩主榊原家の藩祖・榊原康政と、日本のワインブドウの父・川上善兵衛の企画展を開く。宮崎俊英館長は「生まれ育ったまちの歴史を語り合う場として、市民に親しんでほしい」と話している。

 2階展示スペースのみ入館料500円(小中学生と高校生は250円)、市内在住の小中学生は無料。

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