魚津市の海岸で2日夜、春型蜃気楼(しんきろう)が観測され、ライトアップされた射水市の新湊大橋が反転するなど、神秘的な光景が見られた。魚津市六郎丸の武隈和男さん(63)が写真に収めた。
午後7時半を過ぎた頃から、新湊大橋や富山市街地の明かりが伸び上がって見えた。武隈さんは「十数分と短い間だったが感動した。橋を通過する車のライトも反転して見えた」と話した。
魚津埋没林博物館によると、春型蜃気楼は海面近くの冷たい空気とその上の暖かい空気の急な密度差で出現し、夜も条件がそろえば見られる。