着色作業が進むジオラマ人形を見つめる末永忠宏さん(右)と末永優館長

着色作業が進むジオラマ人形を見つめる末永忠宏さん(右)と末永優館長

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砺波・大門素麺資料館8月オープン 製造工程を精巧に再現

北日本新聞(2018年7月4日)

 砺波市の庄下自治振興会は同市大門の廃寺を活用し、地元特産「大門(おおかど)素麺(そうめん)」に関する資料館を8月12日にオープンさせる。館内に展示するそうめん作りの工程を再現したジオラマ人形が完成間近となり、着色作業が3日、市内で行われた。

 大門素麺は江戸末期に能登から伝わったとされ、細く長く丸まげ状にまとめた麺や和紙の包装が特徴。砺波市の「となみブランド」に認定されているが、高齢化や後継者不足により、生産者は減少傾向にある。地元の特産を発信し、歴史を後世に伝えていこうと、庄下自治振興会が廃寺を利用した「大門素麺資料館」の開設を決めた。

 館内には、大門素麺の製造道具や新聞記事、写真のほか、工程を再現したジオラマを展示する。約10年前まで父が大門素麺を作っていたという団体職員、末永(まつえ)忠宏さん(45)=砺波市大門=が自宅でジオラマを製作。粘土で作った高さ約20センチの人形25体を並べ、生地作りから手延べ、箱詰めまで18工程を表現する。今月末には完成する予定で、資料館入り口にショーケースに入れて展示する。

 末永さんは、そうめんの細さや風合いが伝わるように腐心しているといい、「最終段階まで来た。大門素麺の歴史や技術を分かりやすく伝えたい」と意気込んだ。館長の末永優さん(68)は「非常に精巧に作られている。満足できる出来になっている」と笑顔を見せた。

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