光瑤の優れた鳥の描写力に目を見張る辰巳丘高の生徒=金沢市の石川県立美術館

光瑤の優れた鳥の描写力に目を見張る辰巳丘高の生徒=金沢市の石川県立美術館

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緻密な鳥に刺激受け 「若冲と光瑤」展、辰巳丘高生が鑑賞

北國新聞(2018年7月7日)

 金沢市の石川県立美術館で開かれている北國新聞創刊125周年記念「若冲(じゃくちゅう)と光(こう)瑤(よう)」(本社など主催)は6日、辰巳丘高芸術コースの生徒74人が団体鑑賞した。生徒は鳥を緻密に描くことに優れた2人の日本画家による秀作52点に刺激を受け、自らの創作に生かそうと意欲をみなぎらせた。
 会場には、江戸中期の天才絵師伊藤若冲と、南砺市(旧福光町)で生まれ、金沢で画業の基礎を学んだ画家石崎光瑤の花鳥画などが並ぶ。
 淡い雪がちらつく中、マガンなどが羽ばたく光瑤の作品「隆冬(りゅうとう)」をじっくり眺めた浦野聖菜さん(2年)は「羽が細かく描かれ、見ているだけで触り心地まで想像できた」と表現の奥深さに感じ入った。川端渉太さん(2年)はクジャクを題材にした光瑤の作品に引かれたといい、「繊細でかつ迫力があった。もっと日本画を勉強して少しでも若冲と光瑤の水準に近づきたい」と誓った。

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