イルミネーションイベント「灯(あか)りでつなぐ1300年」(北國新聞社特別協力)のオープニングイベントは7日、白山市の白山一里野温泉スキー場で行われた。約3万個の発光ダイオード(LED)がゲレンデなどを彩り、来場者約150人が雨の中、7色の「光の禅定道」と3色の「手取川の流れ」に見入った。
イベントは、市などでつくる白山開山1300年記念事業実行委員会が昨年8、9月に初開催し、期間中に約2万3千人を呼び込んだ。今年は期間を9月末までの約3カ月に延ばす。LEDは日没後、約4時間自動点灯する。
会場では新たな試みとして地元グルメや物販のブースが設けられるほか、毎週日曜に音楽会が開かれる。金、土、日曜には禅定道の歴史などが学べるガイドツアーも用意され、開催日によって現地集合の形式、金沢駅発着のバスで現地に訪れる形式に分かれている。
オープニング式典では、井田正一副市長があいさつし、永井徹史市議会議長が祝辞を述べた。午後7時38分にゲレンデのナイター照明が落とされると、鮮やかな光のアートが斜面に浮かび上がった。会場では和太鼓や楽器の演奏、ファイヤーダンスが繰り広げられ盛り上がった。