節目の茶会で一服する会員=金沢市の宝円寺

節目の茶会で一服する会員=金沢市の宝円寺

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月印茶会 表千家県支部が金沢で

北國新聞(2018年7月10日)

 表千家同門会県支部の月印茶会(本社後援)は8日、第50回を迎え、金沢市の曹洞宗(そうとうしゅう)宝円寺で記念茶会が開かれた。茶会はアポロ11号が月面着陸した1969年に始まり、毎年この時期に開催を重ねて半世紀となる。会員約300人は、伝統を重んじながら当時最新鋭の宇宙科学技術にも目を向けてきた先達を思い、一服を楽しんだ。
 茶会発足の趣意に合わせ、月や宇宙にちなんだ茶道具が用意された。薄茶席は出村宗貞社中の祥和会が務め、床に清水寺貫主大西良慶筆「徳不孤必隣有」を掛け、書院に月と竹を描いた蒔絵硯箱(まきえすずりばこ)を置き、「大星雲」の銘を持つ十一代大樋長左衛門さんの水指を用いた。月をイメージした茶(ちゃ)碗(わん)を会員が持ち寄り、数茶碗とした。
 濃茶席は三室恵美子さんが席主を務め、床に玉舟筆の「白雲蔵嶺頭」の軸を掛け、楽家4代一入の黒茶碗でもてなした。伝統と創意の茶席が鮮やかに調和を描き、参加者は次の100回に向け日々新たな心で歩む決意を胸に一服した。

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