願い事を木札に書いて風鈴に託す催しが7月7日、福井県福井市和田3丁目の和田八幡宮で行われた。参拝者は家族の健康や子の成長、将来の夢など思い思いの願いを書いて風鈴につり下げ、チリンチリンと涼しげな音が境内に響いていた。
夢を願う気持ちを大切にしてもらおうと、「願いの風鈴」と銘打ち、初めて行った。拝殿前に100個の風鈴がずらりと並んだ。健康祈願のほか、「パイロットになりたい」と書かれたものもあった。
福井市の佃孝一郎さん(38)は「家族が笑顔で健康でいられますようにと書いた。短冊に願い事を託すなんて子どもの時以来だけど、願いが届くと信じています」と話していた。
半年間のけがれを払う「夏越大祓(なごしおおはらえ)」の神事も営まれ、人形(ひとがた)にけがれを移し、直径約2メートルの茅(ち)の輪をくぐった。
願いの風鈴は、8月末まで受け付けている。