ことし米騒動から100年を迎えることを記念して、魚津市の大町地域振興会(平内幸典会長)は現場となった同市本町の旧十二銀行米倉周辺にのぼり旗を設置した。23日でちょうど騒動から100年になるのを前に、ゆかりの地をアピールする。観光客からの「米倉の場所が分かりくい」という声にも応えた。
旗は30本製作した。古い写真を基に小舟「艀(はしけ)」に米を運ぶ様子が描かれ、「発祥の地」と書かれている。平内会長や大町公民館主事の金和賢仁さんらがデザインを選び、黒地に白文字のシンプルながら目立つ色合いに仕上げた。
同公民館には米倉の場所を探す観光客が多く訪れており、旗が目印代わりになることも期待されている。海沿いの道路などにも設置している。