はやしの稽古に励む御座町の子どもたち=御座町公民館

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曳山はやし「今年も頑張る」 氷見・祇園祭り、御座町の子ら練習に熱

北日本新聞(2018年7月11日)

 13、14日に氷見市中心部で行われる祇園祭りで、曳山(ひきやま)のはやし方に参加する御座町(ござまち)町内会(黒田昌孝会長)の子どもたちが稽古に励んでいる。伝統芸能の継承に向けた取り組みで、今年で4年目。本番が近づき、練習に熱が入っている。

 祇園祭りでは曳山(ひきやま)を持つ各町が市中心部を巡行するが、担い手不足などから、はやしを生で演奏するのは御座町だけだという。同町では、伝統を絶やさず地域への愛着を持ってもらおうと、2015年から子どもたちがはやしに参加している。

 今年は2日から御座町公民館で本格的な練習をスタート。朝日丘小学校4~6年の女子児童4人が中心となって横笛を担い、男子児童が太鼓を務める。三味線で中学生も参加する。太鼓の前比路史さん(73)、横笛の泉渉さん(67)らが指導している。

 曲目は曳山が戻ってくる時に演奏する「戻り山」。14日の本祭りで、中休みの時間に披露する。4年生から参加して3年目という山本寿璃さん(11)は「笛の高い音が難しかったが、だんだん出せるようになってきた。本番では最後まで続けられるように頑張りたい」と話した。

 黒田会長(69)は「少子化で町の子どもは減っているが、伝統ある行事に参加する喜びを受け継いでいってほしい」と期待している。

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