走って観光する「旅ＲＵＮ（ラン）」と呼ばれるスタイルで上田市を巡ってもらおうと、市がホームページにコーナーを設け、ＰＲ動画などの掲載を始めた。北陸新幹線（長野経由）での首都圏からのアクセスの良さや、上田駅を起点に中心市街地や塩田平など見どころがちょうどいい距離にまとまっているエリアの魅力をアピールしている。

　旅ランは、ウオーキングより広い範囲で、気になるスポットに気ままに立ち寄れる―と愛好家らに人気という。

　ホームページは「旅ＲＵＮ上田市を自分の足で巡る旅」と題し、千曲川沿いや上田城跡公園、旧北国街道柳町などを巡る約６キロの中心市街地編、戦国大名真田氏ゆかりの信綱寺や地元で親しまれる食堂などの約１６キロの真田地域編、上田電鉄別所線を利用する前山寺や別所温泉などの約１０キロの塩田地域編の３編を動画で紹介している。

　市内で「旅ラン」をする人の姿はあまり見かけないが、市広報シティプロモーション課は「スポーツや健康づくり、観光の要素がミックスされた旅ランはこれから人気が出てくる」と期待している。