松井武さんが手掛けた石を使った作品や、絵画が並ぶ回顧展=長岡市島崎

松井武さんが手掛けた石を使った作品や、絵画が並ぶ回顧展=長岡市島崎

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長岡・寺泊出身イラストレーター 故松井さん回顧展 和島

新潟日報(2018年7月12日)

 2006年に亡くなった長岡市寺泊地域出身のイラストレーター、松井武さんの回顧展が同市島崎の道の駅「良寛の里わしま 和らぎ家」で開かれている。華やかな洋服に身を包んだ女性を描いた絵画や、石に色を塗って動物や野菜に見立てた作品など約200点が並んでいる。

 松井さんは、女性の服飾や髪型を描くファッションイラストレーターとして活躍し、東京の専門学校などで講師を務めた。石に絵を描く「ストーンペインティング」の作品にも取り組んだ。病気のため63歳で亡くなった。

 回顧展は、松井さんの13回忌に合わせ、歴史講座などを開く住民グループ「寺泊地球塾」が企画した。金色のドレスを着た女性をガラスに描いた絵画や、一部が欠けた石に色を塗り大きく口を開ける魚を模した作品などが展示されている。

 地球塾の代表、能登洋一さん(67)は「寺泊から上京し、多様な作品を作り続けた松井さんの活動が、夢を持つ人たちの励みになるといい」と話した。

 29日まで。火曜休館。午前9時~午後4時。無料。

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