ピンク色の大輪が美しい「大賀ハス」が、県自然博物園ねいの里(富山市婦中町吉住)の水辺の生態園で見頃を迎え、来園者の目を楽しませている。
大賀ハスは、植物学者の大賀一郎博士が千葉市にある縄文時代の遺跡から発見。種を発芽させて育てることに成功し、千葉県の天然記念物に指定された。ねいの里は2004年に7株を手に入れ、現在では池全体に広がっている。
今年は7月上旬から直径15センチほどのピンクの花が咲き始めたといい、今は5分咲き程度になっている。花びらは早朝に開花し、午前11時ごろには閉じる。1週間ほどで池全体で花が見られるようになり、お盆ごろまで見頃となる。