大牧発電所の船着き場で遊覧船から降りる乗客=南砺市利賀村大牧

大牧発電所の船着き場で遊覧船から降りる乗客=南砺市利賀村大牧

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大牧温泉へ庄川遊覧船運航再開 発電所船着き場利用

北日本新聞(2018年7月20日)

 豪雨の影響で7日から運休していた大牧温泉(南砺市利賀村大牧)に向かう航路の代わりとして、庄川遊覧船(砺波市庄川町小牧)は19日、下流の大牧発電所船着き場を利用した「大牧発電所コース」の運航を始めた。

 温泉そばの大牧港周辺には大量の土砂が堆積。船が着岸できず、代替措置として、小牧港と大牧港の間には無料バスが運行されていた。今回、大牧港から下流約400メートルにある関西電力の大牧発電所船着き場を利用し、小牧港と往復するコースを設定。発電所から大牧港まではマイクロバスで送迎する。

 午後2時半の便には11人が乗船。川面は少し濁っていたものの、乗客は木々を眺めたり、風に当たったりして思い思いの時間を過ごした。船着き場でバスに乗り換え、大牧港へ向かった。夫と訪れた兵庫県三田市の司会業、菊本恵美さん(48)は「風が気持ちよく、楽しかった」と笑顔を見せた。

 大牧港へ向かう遊覧船と同様に、1日4便を運航する。雪の降る冬場は、同港と発電所を結ぶ道に雪崩の恐れがあるといい、庄川遊覧船は「一日も早い本格運航の再開を目指したい」としている。

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