上田小県地域4市町村と商工観光関係者でつくる上田地域観光協議会が、上小地域で販売している多彩なソフトクリームのPRに乗り出している。昨年度の観光動向調査で、ソフトクリームに興味を示す人が6割近くに上り、観光客を呼び込む貴重な資源になると分析。現地でしか楽しめない味わいを訪ねてもらおうと11月4日まで、スタンプラリーを実施している。
上小地域の店舗16カ所をチェックポイントに設定。内訳は、上田市と東御市、長和町がいずれも5カ所で、青木村が1カ所。桑の実やクルミ、ダッタンソバ、コンパラ(ナツハゼ)など、各地で採れる特徴的な食材を使ったソフトクリームを味わえる。
協議会が昨年度、インターネットを通じて1038人を対象に実施した調査では、豊富な「ご当地ソフトクリーム」の存在を「知らない」と答えた人は65・4%だった。認知度は低かったが、計58・9%が「興味がある」「やや興味がある」と関心を示した。
協議会は、子どもから大人まで食べられ、比較的安価な商品は、今後有力な観光資源になり得ると判断。担当者は「その場でしか食べられない味。各地を巡ってみてほしい」と話している。
各店舗の商品写真や、取り扱い店舗などの情報は、チェックポイントで配布している台紙で紹介。協議会が運営する情報サイト「信州うえだ観光NAVi(ナビ)」でも確認できる。