関係者らが内覧した上越市立歴史博物館=20日、上越市

関係者らが内覧した上越市立歴史博物館=20日、上越市

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地域へ誇り深め 上越・歴史博物館開館 市民集う場へ期待

新潟日報(2018年7月23日)

 中世以降、現代までの上越の歴史が学べる上越市立歴史博物館が21日、オープンした。20日には記念式典が開かれ、関係者らが施設の開館を祝った。

 歴史博物館は、旧総合博物館を大規模改修した。鉄筋コンクリート造り一部3階建てで、延べ床面積は約2570平方メートル。高田城を案内する仮想現実(VR)設備や、町の変遷を紹介するプロジェクションマッピングコーナーなどが設置された。市民から寄せられた昭和時代の写真をスライドショーで展示するブースも設けられた。

 記念式典には博物館関係者ら約70人が出席。村山秀幸市長は「歴史博物館では、市民が歴史を見つめ、地域への誇りを深めることができる。よりよい町の未来をつくるための拠点になってほしい」とあいさつした。式典後、参加者は学芸員に展示資料を解説されながら館内を内覧した。宮崎俊英館長は「かしこまった施設ではなく、訪れた人たちが地域の思い出や歴史的知識を語りながら交流できる場になってほしい」と話した。

 入館料は一般500円など。開館記念として9月17日まで、高田藩主の藩祖・榊原康政と、ことし生誕150年の「日本のワインブドウの父」川上善兵衛を紹介した企画展を開く。

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