信濃町の県道信濃信州新線沿いの通称「もろこし街道」で、今年もトウモロコシの直売所の営業が始まった。26日も香ばしい匂いに誘われた観光客らが、砂糖じょうゆをつけて焼いたり、ゆでたりした採れたてのトウモロコシを味わっていた。
「直売所仁の蔵」で販売している主力品種の「ゴールドラッシュ」は、皮が軟らかく甘みがあり、生でも食べられるのが特徴。今年は気温が高かったため、例年よりも3日ほど早く収穫が始まった。同直売所の石川さとみさん(55)は「信濃町のトウモロコシは甘みが強くておいしいと喜ばれている」。県内外から毎年訪れる人も多いという。
同僚3人と訪れ、直売所の前で焼きトウモロコシを食べていた会社員石坂世名さん(21)=高山村=は「甘さがたれと合っていておいしい」と笑顔で頬張っていた。