羽咋市の千里浜海岸で、夏の風物詩である大型砂像の制作が進んでいる。地元の砂像作家が27日、仕上げ作業に汗を流し、海水浴客の目を楽しませた。
千里浜レストハウスや浜茶屋付近に設置する大型砂像は、例年と同じく4基の制作が予定されている。
千里浜砂像協会員の古永健雄さん(47)は「桃太郎侍と日本昔話」をテーマに高さ約3メートルの作品を手掛ける。時代劇「桃太郎侍」に主演した俳優の高橋英樹さんに加え、娘でフリーアナウンサーの高橋真麻さん、イヌ、サル、キジをユーモアたっぷりに彫り上げた。
古永さんは「海水浴や砂像などが楽しめる夏の千里浜に多くの人に足を運んでもらいたい」と話した。
古永さんと愛知県稲沢市の砂像彫刻家、近藤秀樹さん(49)は8月11~13日、金沢市の竪町広場で砂像作りを実演し、同月末まで作品を展示する。