納涼盆踊りに向けて灯籠作りに精を出す住民=7月28日、福井県美浜町の佐田ふれあい会館

納涼盆踊りに向けて灯籠作りに精を出す住民=7月28日、福井県美浜町の佐田ふれあい会館

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盆踊り彩れ、住民が灯籠作り 美浜町佐田、年々数増やす

福井新聞(2018年7月29日)

 福井県美浜町佐田の伝統の「納涼盆踊り」を盛り上げようと、地元区民が7月28日、灯籠作りに励んだ。8月13、14、17日に会場の帝釈寺に続く集落内の道約500メートルに飾る。

 納涼盆踊りは、盆に帰ってきた先祖の霊を灯籠を並べた道で出迎え、住民による「すてな踊り」で供養する。有志でつくる佐田伝統文化保存協会が2012年、数年間途絶えていた音頭取りの生歌や太鼓の生演奏を復活させた。以来、灯籠は年々増やしている。

 28日は約20人が佐田ふれあい会館で活動。竹や木片で作った高さ約30センチの土台に障子紙を貼り付け、墨で「すてな」と書き込んだ灯籠約250個を修繕したほか、新たに25個を製作した。

 灯籠は内側からLEDライトで照らす。当日は、田植えに使う枠回しを活用した大型の灯籠5基や、アルミ缶で作った風車100個も会場や道に飾り、ムードを盛り上げる。

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