福井商高チアリーダー部「JETS」が8月1、2日、福井県福井市のハピリンホールで公演する。全米選手権5連覇など輝かしい実績を持つ同部のメンバーたちは「みんなが笑顔になれるダンスを披露したい」と、本番に向け汗を流している。
同部の本格的な公演は初めて。同部の五十嵐裕子顧問(50)は「JETSをモデルにした映画やドラマで注目を集める中、いつも支えてくれる福井の人たちに、生徒たちの生のダンスを見てもらいたかった」と話す。
本番ではチアダンスだけでなく、全米選手権で優勝するまでの紆余曲折(うよきょくせつ)の軌跡を振り返る簡単な劇を、映像を交えながら披露する。曲に合わせて参加者に振り付けを教えるコーナーもある。
7月28日には同校体育館で、約70人の部員がいくつかのグループに分かれて練習。「ワン、ツー、スリー、フォー」「もうちょっと早く」「リズムに合わせて」と部員同士で声を掛け合いながら、本番の振り付けを確認していた。
JETS部長の高橋沙季さん(3年)は「来た人が元気になるダンスを披露し、感謝の気持ちを伝えたい」と話していた。
両日とも3回公演(午後1時、同3時半、同6時開演)で各約40分。入場無料で、各回先着200人。
JETSはチアダンスの全米選手権で2017年まで5連覇を達成。18年には全米大会「ジャムズ・オールスター・ダンス・ナショナルズ」のバラエティー部門で初優勝した。今年12月には米ニューヨークにある世界的な音楽の殿堂「カーネギーホール」での公演も決まっている。