一乗谷朝倉氏遺跡と朝倉ゆめまるがデザインされたマンホールカード

一乗谷朝倉氏遺跡と朝倉ゆめまるがデザインされたマンホールカード

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朝倉氏遺跡のマンホールカード登場 福井・8月11日から配布

福井新聞(2018年7月30日)

 福井県福井市の一乗谷朝倉氏遺跡をデザインした下水道用マンホールふたが、全国コレクションカード「マンホールカード」に登場する。投票でご当地キャラクターの日本一を決める「ゆるキャラグランプリ」で昨年、全国8位に入った「朝倉ゆめまる」も描かれている。8月11日から同遺跡の復原町並で配布が始まり、市は観光への波及効果を期待している。

 朝倉氏遺跡のマンホールには、満開の桜と同遺跡の唐門、門からかわいらしく顔を出す朝倉ゆめまるがカラーで描かれている。一乗地区限定版として、5月に計300個の設置を始めたばかりだ。

 福井市内に設置されているマンホールふたがカードになるのは、2羽の不死鳥がデザインされたものに続き2例目となる。

 カードは国土交通省や下水道関連企業などでつくる「下水道広報プラットホーム(GKP)」が企画・監修しており、2016年4月に第1弾を発行して以来、第7弾まで続いている。大きさは縦約9センチ、横約7センチ。表面にマンホールふたの写真、設置場所の緯度経度、裏面にはデザインの由来が書かれている。

 市下水管理課が6月、GKPに第8弾でのカード化を申請。全国の約120自治体から申し込みがあり、福井市を含む76自治体が抽選で選ばれた。カードの種類は364自治体の418種となった。

 朝倉氏遺跡のカードはGKPが4千枚を作製。復原町並入り口にある朝倉氏遺跡保存協会の事務所で、1人1枚を無料配布する。配布時間は午前9時から午後4時半。初日の11日午前9時には、朝倉ゆめまるも配布場所に足を運ぶ。

 市下水管理課の担当者は「下水道は普段目に見えず、唯一市民の目に触れるのがマンホールふた。カードを通じて下水道事業が生活の一部であることを知るきっかけになれば」と強調。カードは全国のコレクターに人気があり、カードを目当てにした観光客の増加にも期待を寄せている。

 問い合わせは同課=電話0776(20)5652。

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