目ぞろえ会でしらやま西瓜の大きさや食感、糖度などを確認する生産者ら=7月27日、福井県越前市上杉本町

目ぞろえ会でしらやま西瓜の大きさや食感、糖度などを確認する生産者ら=7月27日、福井県越前市上杉本町

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しらやま西瓜、甘み最高 福井・越前市の特産

福井新聞(2018年7月30日)

 福井県越前市が全国に誇るブランド農産物「しらやま西瓜(すいか)」の目ぞろえ会が7月27日、同市上杉本町の白山野菜集出荷場で行われた。今年は連日の猛暑の影響が収量に影響しそうだが、甘みや食感は十分の出来栄え。8月初めから県内や京都方面のスーパーなどの店頭に並ぶ。

 生産者でつくる「白山野菜出荷組合」とJA、県、市の関係者約30人が参加。6農家が持ち寄ったスイカを手でたたき、実のつまり具合を確認した。糖度計測では全て標準の11度を上回り、最高値は14・5度。「ここまでの糖度は経験がない」と関係者を驚かせた。

 例年並みの約1万5千玉(約100トン)の出荷を見込んでいるが、恒本邦夫組合長(64)は「猛暑が続くとツルや実が傷むことがあり、収量は昨年よりも若干減るかもしれない」と不安顔。ただ「味やシャリ感は十分。どこの産地にも負けないので、ぜひ味わってほしい」と話していた。出荷は30日から。お盆過ぎまで販売される。

 しらやま西瓜は同市白山地区の丘陵地帯で生産。昼夜の温度差が大きいため糖度が高く、大玉でシャリシャリとした歯触りが人気を集めている。

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