「鮨かっぽう桂」で提供されるレモンのみぞれ酢添え岩ガキ=新発田市

「鮨かっぽう桂」で提供されるレモンのみぞれ酢添え岩ガキ=新発田市

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夏の岩ガキ 地産の味7店舗で提供 新発田

新潟日報(2018年8月1日)

 新発田市や聖籠町産の岩ガキのオリジナル料理を飲食店で提供する期間限定フェア「しばたオイスターバー」が8月18日まで、新発田市内で展開されている。毎年冬に行っている恒例イベントだが、地元産岩ガキを使っての夏開催は初めて。甘く濃厚な味が特徴で、市内の7店がホイル焼きやパン粉焼きといった趣向を凝らした一皿を用意し、市民有志でつくる実行委員会は「この機会に地元の新鮮な岩ガキを味わってほしい」と呼び掛けている。

 実行委は2014年から毎年、新発田出身の赤穂四十七士の一人、堀部安兵衛との縁が深い兵庫県赤穂市産のカキを使ったオイスターバーイベントを冬に実施していた。新発田市や聖籠町沿岸でも近年、高品質な岩ガキが取れていることを知り、市民に地元の味を広めようと企画した。

 新発田市や聖籠町沿岸の岩場で取れるカキは歯触りが良く、濃厚な甘味が特徴。漁と加工を手掛ける水産加工会社・近藤商店(聖籠町)によると、6月から8月にかけて例年約100トン取れ、県内や東京の市場に出荷されているという。水揚げ後、素早く洗浄して冷やすため、鮮度の良さも特徴だ。

 同市中央町4の「鮨(すし)かっぽう桂」では、レモンのみぞれ酢添えを提供する。レモンの酸味と大根おろしが生カキの甘味を引き立てている。同店板前の木下充さん(59)は「地元のカキを使うのは初めて。身に張りがあって甘味がある」と話した。

 ほかの参加店は次の通り。
▽横丁へい(本町1)
▽ラ・ジェンマ(新栄町3)
▽藤屋食堂(西園町1)
▽モントルー(中央町2)
▽WILDBALANCE(藤塚浜)
▽ついしん手紙(中央町3)

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