囃子を披露する継承少年団の子どもたち=海の駅蜃気楼

囃子を披露する継承少年団の子どもたち=海の駅蜃気楼

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囃子奏で成功誓う きょう魚津たてもん祭り開幕

北日本新聞(2018年8月3日)

 魚津市の夏の風物詩「たてもん祭り」が3、4の両日、同市諏訪町の諏訪神社周辺で行われる。同市の海の駅蜃気楼(しんきろう)で2日、前夜祭があり、魚津たてもん保存会員や子どもたちが祭りの成功を誓った。

 たてもん祭りは、高さ約16メートル、重さ約5トンの「たてもん」を豪快に引き回す国指定重要無形民俗文化財。2016年にユネスコ無形文化遺産に登録された。3~5日と7日に行われる「じゃんとこい魚津まつり」の初日を飾る。

 前夜祭は、魚津市食のモデル地域協議会が企画した。前日に祭りに関わる全町内の住民が集う形で行うのは初めてという。魚津たてもん保存会継承少年団の子どもたちは、笛や太鼓で囃子(はやし)を奏で、祭りムードを演出。訪れた人たちは、飲み物や軽食を囲み、和やかなひとときを過ごした。

◆じゃんとこい魚津まつり主な行事◆
 ◇3日▽たてもん祭り(午後8時、諏訪神社)◇4日▽"魚津水循環"魚津縦断サイクリング(午前9時、海の駅蜃気楼など)▽UO!JAZZ(午後3時、海の駅蜃気楼)▽うおづキャンドルロード(同6時50分、中央通りなど)▽海上花火大会(同7時40分、魚津港)▽たてもん祭り(同8時半、諏訪神社)◇5日▽せり込み蝶六踊り街流し(午後6時半、22メートル通り)◇7日▽経田七夕祭り(午後6時、経田地区)


■たてもんの絵はがき作る 諏訪神社
 諏訪神社はたてもん祭りに合わせ、たてもんの絵はがきを作成した。夕日に染まるたてもんや、花火を背景にしたものなど4種類の200セットを用意。3、4の両日、同神社社務所で販売する。

 武田邦浩宮司(56)が祭りの記念になり、魅力を広く発信できることから提案し、いずれも魚津市六郎丸の武隈和男さん(63)が撮影した。

 1セット200円で、両日とも午後7時から販売する。

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