しいのき迎賓館で2日、光のアート作品を建物に投影する「D―Kデジタル掛け軸」のリハーサルが行われ、県都のシンボル的な建物が鮮やかに彩られた。
「D―Kデジタル掛け軸」は、小松市出身の長谷川章さん(70)が世界各国で実施している。3、4日は兼六園周辺文化の森等活性化推進実行委員会の「兼六園周辺文化の森 夏のミュージアムウイーク」として、日没から午後9時半まで迎賓館に投影される。コンサートなども催される。
2日は、長谷川さんが描いた約100万枚のデジタル画像が東西78メートル、南北20メートル、高さ20メートルの建物全方位に45台の投影機でランダムに映し出された。長谷川さんは「来場者に金沢の真ん中の環境、風土を楽しんでもらいたい」と語った。