豊丘村神稲のカフェ「喫茶en(えん)」で、河岸段丘となっている同村の地形に見立てた新メニュー「だんQオムライス」が人気だ。元村地域おこし協力隊員でカフェを営む黒田美佳さん(33)が地域をPRしようと考案した。
ケチャップライスを階段状に盛り付け、とろとろの卵をかぶせて段丘を表現。1人前は2段、1・5人前分の「親子セット」は3段だ。地元産の野菜や肉を使っている。
黒田さんは、今春近くで道の駅「南信州とよおかマルシェ」が開業したのを機に、観光客に地域の魅力を伝える方法がないか考えた。豊丘村はモモ狩りやアイリス園などが有名だが時季が限られるため、一年中身近で観光資源にはなっていない段丘に着目。段丘オムライスを思い付いた。
写真投稿アプリ「インスタグラム」などSNS(会員制交流サイト)に投稿してもらおうと、オムライスにハート形のチーズやハムを添えて写真映えを狙った。黒田さんは「写真がSNSで拡散されることで、豊丘村を若い人たちにも知ってほしい」と期待している。
だんQオムライスはサラダ、ドリンクなどがセットで1380円。親子セットは1480円だ。